Siren.

- ダメ萌え日記 Rebirth -

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5秒後に新サイトへ転送します。

生存とIYHの報告

お久しぶりです。社畜したりガチャで爆死したりIYHしたり転職しようとして失敗したりしていますが、なんとか無事生きています。さて、オーディオデジモノブログらしく、ここ数ヶ月で購入や出資したものを適当に列挙してみようかとおもいます。


・Shanling/M2
今年の10月末に発売されたハイレゾDAPです。去年9月に購入したM3の下位機種です。下位といっても、製品としての作りはかなりよくなっており、M3の優位性といえば音の差くらい(DAPで一番ウェイトを占める部分でもありますが)と、低価格帯DAPにしてはなかなかのつよさを見せてくれています。今現在TwitterやGoogleなどで検索しても、日本で購入しているのは僕しかいないような感じなので、また今週末くらい使用感などのレポートをまとめたいところです。

深圳市山灵数码科技发展有限公司ShanLing Audio

New DAP Shanling M2 is coming, smaller size and all new design


・Cyberdrive/Seiun Player
こちらもハイレゾDAP。DAPばっかり買ってますね。Indiegogoというクラウドファンディングサイトで現在も出資を募っている製品です。無印のSeiun Playerが15年くらい前に売られていたようなmp3プレイヤっぽい形状だったのに惹かれて購入を決意…したはずが、気がつけばProX(5.5インチ・オクタコアCPUのAndroid DAP)・PHA(ポータブルヘッドホンアンプ)とほぼ全機種に出資してしまいました。ProXは2つ購入すると$200+送料という驚きのお値段です。2016年3月から出荷予定らしいの楽しみです。

Seiun Players: Hi-Res Audio meets 4K Video | Indiegogo

・LH Labs/Geek Out V2+
こちらはポータブルヘッドホンアンプで、入力はUSBのみとかなり割り切ったつくりです。ポタアンといえば、今ではChord Electronics / Mojoが人気を博していますが、方向性が丸かぶりのGeek Out V2+は対抗馬となりうるのか、期待は高まります。ただ当初は今年8月ごろの出荷と謳い出資を募っていたのですが、いざ製造してみたら3Dプリンタで作成された外装の出来が悪く、急遽発送を延期したという曰くつき(同社はハイレゾDAP Geek Waveの度重なる迷走と延期で相当曰くがついていますが)の製品であります。

Geek Out V2: The Worlds Most Powerful Compact Amp | Indiegogo

Geek Out V2/V2+ USB DAC & Headphone Amplifier - LHLabs


・Audeze/EL-8
開放型ヘッドホンです。平面駆動型ヘッドホンは以前すけるとん君にHiFiMAN / HE-400s(だったかな?)を聴かせてもらってから興味をもっていました。Geek Out V2+のバンドルで安く購入できるということで、あまり悩まず購入。右側から音がでないという初期不良に当たって返品したりと、のっけから波乱万丈な感じではありましたが、出音自体はなかなか満足度の高いヘッドホンです。

EL-8 Open-Back | Audeze

 

・FitEar/Air
CIEM(カスタムインイヤーモニタ)です。僕自身、今年2月に購入したFitEar / Ayaに続く2台目のカスタムイヤホンとなりました。FitEar初となるハイブリッド型CIEMということで、大きな期待を背負って発表されましたが、試聴機は人を選ぶというか、ユニバーサルタイプイヤホンの構造やダイナミックドライバの駆動の問題があったりしたそうで、視聴した人の評価が綺麗にわかれた製品です。僕は一切試聴せずに購入しましたが、出音は非常に満足しています。こちらもまたのちほど記事にしたいとおもいます。

FitEar Air powerd by FOSTEX

 


と、まぁこんな感じで適度(過度?)にIYHしながらデレステのガチャを回しつつ仕事をしています。これからは、視聴したり、気に入って実際に購入したり、クラウドファンディングで出資したりしたものは可能な限りレビューしていきたいなぁとおもったりはしています。おもうのはタダなので。

 

 

 

ヘッドホン祭に参加してきました。

5月16-17日に中野で開催されたヘッドホン祭に参加してきました。メインは祭の後に開催されるバランスアンプキットのオフ会でしたが、それとあわせて色んな製品を見たり聴いたりすることができたので、ざざっと頭がよわい感想を書いていこうと思います。あくまでも僕の第一印象や所見であり、詳細なレビューではないということをあらかじめ記載しておきます。

-イヤホン・ヘッドホン編-
・KOSS/KSC75
エリーさんからお借りしました。実売3,000円以下としては相当良い。下の方に書いたxDuoo/X2と組み合わせてプアオーディオ名乗るのも一周回って逆に意識高いんじゃあないかと思ったり。エリーさん曰く「特にオススメなのは公園とか散歩しながら使うこと」なるほど納得。個人的に苦手なオンイヤータイプなのでそこだけが残念。早速ポチった。

 

・SE846(EL-8にリケーブル済)/Shure

kanaさんからお借りしました。SHUREのイヤホンは初&徹夜明けで朦朧とした状態での試聴だったけど、作りの良さはハッキリ分かりました。正直いうと音の傾向はハッキリとは覚えてないけど、個人的に好きな方向性だと思ったので、またどこかの機会で試聴しなおそうと心に誓う。


・Audio Quest/NightHawk
祭で試聴。まずゆるさが目立つ。中域・低域が制動されてない感じ。初のヘッドホンだしまぁそんなもんかなって感じで、積極的に買いにいく理由はないかも。全体的な音作りの方向性は好みだけども。実売で7万円だと一昔前のハイエンド機とあまり大差ない価格だし、それなら他買うよーってなるかなぁ。

・FitEar/Monet 17
祭で試聴。改造前のMonetは未視聴。Shanling/M3で試聴したときはAyaに低域を足したような感じの良さを感じた。係の方に許可をとって4極で試聴してみると、低音の締まりが増して明確に良くなったと思う。僕はAyaを持ってるので買い替えはないかなぁ。どっちも持ってないとしても、価格差を考えると悩ましいところだと思う。

-DAC/アンプ編-
・RE・LEAF/E1
祭で試聴。つよい。定価150万円。すごい。…だけじゃアレなのでもう少し。試聴機ではHD800が接続されていた。僕自身HD800はあまり好きじゃないけど、純粋にこれは良いというのは実感できた。HD800持ちの方が試聴して「これは自分が知ってるHD800とは違うけど、とても良い」という評価をされていたので、やはり物としては良いんだろうなと。

・OPPO/HA-2
kanaさんからお借りしました。2月のポタ研で聴いてはいたけど、あの時は「あれ、こんなもん?」って感想だった。その後、評価がやたらいいので気になってた。前回はアナログinでしか聴いてなかったので、iPhone USB接続のデジタルinで試聴。…あっ、これほしい。でもこれUSB挿し口とイヤホンジャックの位置が天地になってる。ポータブルにはつらそうなので回避。危なかった。

-DAP編-
・Hidizs/AP100(改)
エリーさん改造版。中身的にM3ぽさはあったけど、実際に試聴した感じではうちはShanling/M3のが好きかなー。中身は大差ないっぽいのに結構音が違うんだなぁという感想。

・iBasso/DX50(改)
ぜんらくん改造版。低音がよく出て締まった音。前に試聴したDX90よりつよさがある。操作性云々はDX90同様タッチパネルとハードキーのコンボで良い感じ。安かったら改造用にちょっとほしい。けど難易度高いようで軽く絶望。ぜんらブランドの改造DX50を信じろ。

・FiiO/X1(改)
fixerさん改造版。改造前は聴いたことがないけど、音が硬い印象(fixerさん曰く、元はもっと固い音をしていたとのこと)。残念ながら元々FiiOの音作りが好きじゃないので、僕としては食指が動かないかなぁ。改造するってこと自体は楽しそうだけど。

・xDuoo/X2 (FitEar/441)
キヨヲスケさんからお借りしました。1万円以下のDAPとしては音がとても良い。16bit/44.1KHzまで対応という仕様だけど値段を考えると妥当。UIひどい、液晶しょぼい。でも小さく薄くて更にイヤホンジャックは3.5mm4極(TRRS)だったりで、おもちゃとしてはかなり優秀な部類だと思う。単体運用でヘッドホンもドライブできるそうなので、正直いうと遊びで1つほしい。

・Cayin/N6
しゅくりくんのやつをカフワくん経由でお借りしました。4極は使用不可。音的には下記のCalyx Mの方が好きかな。あんまり触ってないのでレビューできないけど、操作まわりがパッと見でよくはわからなかった。

・Digital & Analog/Calyx M
カフワくんからお借りしました。4極でしか試聴してないけど、今まで聴いたDAPの中でもトップレベルでつよい。でもバッテリィが4時間しかもたないのが痛すぎる。すけるとんくんが「単体運用なら4極でこれが最強」っていってたのも頷ける。

・Questyle/QP1R
祭で試聴。一緒に周ってたぜんらくんが一聴して「あっ、これすごぉい」って言ってたので僕も横に座って聴いてみた。明確に良さを感じる。低域の沈み込みがすごく良かった。不自然さはなく、万人に受けるタイプの音作りかな。プラグは3.5mm4極(TRRS)。メーカの営業さんの話では「発売は9月頃、実売は10万円を切るくらい」ということなので、中価格帯のDAPとしては結構売れるんじゃないかなぁ。文句をつけるとすると液晶がしょぼい。ガワは高級感あるのに勿体無い。


世間一般はAKの新DAP2種やPAW5000で盛り上がっていたようですが「メジャー所だしすぐに試聴機出るでしょ」って感覚だったので、あまり普段耳にしない所を中心に見てみました。コミケで「大手はすぐ委託されるから、自分好みの新しいサークルみつけよう」みたいな。

こうやって適当にエントリ書いてから、xDuoo/X3とかOriolusとか聴いとけば良かったかなーと思ったりもするので、まぁまた機会があればふらっと試聴しにいこうかなーという感じです。気が向いたらあとで写真とか追加するかも。

 

 

 

ASI Partner / T11B Tabletを購入しました。

「日本橋のBuy Moreにまだあるそうですよ」

4/6(月)にTwitterでkanaさんから教えていただく。仕様をぐぐってみる。なるほどこれは面白そう。「まぁ行ってみて物があればIYHすりゃいいし、売り切れてるならそれはそれでネタになるからいいや」という雑な考えで仕事を切り上げて出発。日本橋到着。あ、あった。1つ購入。ついったで報告。ぴよさんが「画像の"お一人様1つ限定"ってとこに打ち消し線入ってない?」とリプライが。店員さんにきいてみる。「いくつでもいいよ」アッハイ。ついったで募集してみたところ、モンゴルくんとCuriousくんが名乗りを上げる。流石に3つは重い。あっ、雨降ってきた…。

 

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というわけで、ASI Partner/T11B Tabletという11型のWindowsタブレットを購入しました。このT11B、秋葉原では入荷後即売り切れが続いているという人気アイテムなのですが、日本橋では人気がないのか、それとも入荷が周知されてなかったのか、4/4(土)入荷分が4/6(月)の晩まで在庫がありました。

 

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T11Bの仕様を軽くまとめますと


・CPU:Celeron N2810 2GHz
・RAM:4GB
・容量:64GB(eMMC)
・液晶:11.6インチ 1366*768 TNパネル
・無線:802.11a/b/g/n(ac非対応) / Bluetooth4.0


ってとこです。詳細については下記をご確認ください。

ASI Partner > Solutions > Mobile > ASI Notebook Solutions > T11B


という感じで、巷に氾濫している「CPU:Atom z37xx RAM:1~2GB」の安いWinタブとは違い、CPU:N2810 RAM:4GBで結構強そうな感じです。しかしBayTrail CPUなので、OSはWindows8以上じゃないとインストールできません。家には7 Proが余っていたのですが、それは使用不可。んじゃどうすっかなーと考えた結果、Windows10 Technical Previewが配布されてることを思い出したので、物は試しでそれをインストールしてみました。

OSのインストールは、USBハブにキーボードと光学ドライブを接続し、電源投入直後にESC(DELだったかな)でBiosに入り、EFI Shellを無効化、光学ドライブを優先BOOTに設定します。まぁ互換機にOSを入れる感じですね。EFI Shellでもコマンドを入力すればOSインストールは可能なようですが、BOOT順を変更した方が楽に処理できると思います。

OSインストールはこちらを参考にさせていただきました。

テックウィンド T11B タブレットの注意点等 - aruto's diary

 

あとで知りましたが、USBメモリやMicroSDをブートローダにしてやることでキーボードや光学ドライブなしでもOSインストールが可能だそうです。

話題のOSなしタブレット T11Bを買ってみた -セットアップ-

 

150425追記:僕が代理購入したCuriousくんがレビューを書いてくれましたのでリンクを張っておきます。画像が多く、質感や付属品などがわかりやすいです。

そこら辺の格安Winタブよりもそこそこのスペックを誇る格安Winタブ「T11B」を買ってみました。


インストールは3~40分くらいで終了。無線LANやBluetooth、タッチパネルなどはWin10TPのドライバで問題なく認識/動作します。とりあえず1時間ほど触ってみた印象をざっと書いてみます。

○利点
・税込13,500円と格安。
・11型液晶なので作業性が高い。
・フルサイズUSB3.0ポートを1つ搭載。
・タッチパネルが10点マルチタッチ。
・Atom CPUのWinタブより動作がサクサク。

×難点
・950gとかなり重い。

 (150428追記:実測で本体が801gだそうです。)
・OSやOfficeは別売り。
・液晶がTNパネルなので視野角が狭い。
・無線LANの掴みが非常に悪い。

Atom z37xx搭載のMiix2 8やm-Stickと比較してみたところ、かなりサクサクと動いてくれます。CPUのおかげかRAMのせいかわかりませんが、ブラウジングや動画再生、文書作成くらいなら問題ありません。ただ負荷をかけるともたつきを感じることもありました。

総括しますと、性能的にはお値段以上の価値がありますが、Win8以上のOSやOfficeのライセンスが余っているとか、Winタブが欲しいけどAtom z37xxシリーズはちょっと…という人向けという、なんともニッチなアイテムだなぁという印象です。据置きにするにはNUCの方が性能が高くコンパクト。外出用や作業用に持ち運びするには、Bluetoothキーボード等もあわせると下手なノートよりも重くなってしまう。それでもまぁ値段は安いので、どこか我慢すれれば問題はないかもしれませんが、かなり用途を選ぶと思います。

ちなみに僕は寝室用PCとして、音楽・動画再生と、PT3+Spinelでテレビの宅内視聴ができればなーと思っていたのですが、無線LANの掴みが相当悪く(m-Stickと大差ないくらいに悪い)、5mほど離れた隣の部屋に持って行くと、満足にネットワークにつながらないといった状態で、11ac対応のアクセスポイントかUSBドングルを購入するかーと悩んでいるところです。こういった格安アイテムに追加でお金を落とすのなら、最初からちゃんとしたもの買っておけばよかったーという感じなので正直うーむ…。

最後にですが、T11Bは値段相応の作りで、僕の分はボリュームのシーソーボタンの片方が効かなかったり(触っているうちに馴染んだのか、普通に動作するようにはなりました)、Curiousくんの分は充電してもACアダプタを抜くと電源が落ちるといった初期不良で返品したりもしましたので、トラブルは自分でなんとかできる方や、ハズレを引いても笑って済ませられる方のみ手出しされた方がいいと思います。

 

 

 

Shanling / M3は4極か?

よくわからないタイトルで始まりましたが、簡単に説明すると「Shanling/M3というDAPで使われているイヤホン用の3.5mmステレオミニプラグ(メス)は3極なのか4極なのか」ということです。「3極?4極?なにそれ美味しいの?」な人向けにDAPのイヤホンプラグについてQ&A形式でちょっと書いてみます。

>DAP側が4極だと何かいいことあるの?
3極プラグだとイヤホンへのアサイン(信号の配列)は先端からL+/R+/GND(L-R-共通)となるのですが、4極プラグだとL+/R+/GND(L-)/GND(R-)となります(機種によってはL-/R-が逆になることも)。そのためGND(L-/R-)を分離させることができます。それにより逆相クロストーク(R側の電流がL側に流れてしまうこと。逆もしかり)が軽減されるので、結果的に定位がしっかりし、バスドラなどの低域が締まって聴こえるようになります。このようなイヤホンまたはヘッドホンの接続方法は「擬似バランス化」と呼ばれています。

 

余談ですが、僕が知る限りこの擬似バランスをDAPで最初に実験されたのはぜんらさんで、その後fixerさんが検証されてらっしゃったという記憶です(違ってたらすみません)。技術的な詳細や測定結果、作り方などは下記のfixerさんととまとさんのブログが詳しいので、そちらをご参照ください。

 

ブログ ポータブルプレーヤーの擬似バランス化

とまブロ!: iBasso DX90 擬似バランス化ケーブル 自作して聴いてみた。


>4極メスに3極オスを挿して大丈夫なの?逆はどうなの?
4極メスに3極オスを挿すのは問題ありません。3極メスに4極オスも大丈夫。ただしiPhoneなどのリモコン機能がある4極の機種に関しては、リモコン部分のアサインが他の部分に当たってしまうので、片方のチャンネルから音が出なくなる(もしくは音が変になる)ため使用不可です。

>○○(DAP名)って4極?
他については詳しくないのでぐぐってみてください。"機種名+TRRS(もしくは4極)"でぐぐると見つかりやすいかと。ちなみに"TRRS"の意味はプラグの先端部から"Tip Ring Ring Sleeve"という配列の頭文字を取ったものです。3極は"TRS"と表記されます。

>3極か4極かってパっと見でわかるの?
正直パッと見ではわかりませんね。(よく見たらわかるようです。エリーさんに教えていただきました。感謝です。)

見てわからんのなら作った会社に聞けばええやん。というわけで、非常に前置きが長くなりましたが、Shanling/M3の3.5mmステレオミニプラグが3極なのか4極なのか質問してみました。M3自体はBTL非対応なのは知ってるけど、もし4極ならば上記のような擬似バランス化ができますし。

2月19日(木)にShanlingへメール発射。「M3は3極か?それとも4極か?」ってことをGoogle翻訳に突っ込んだだけなので文章として体をなしているかは不明。土曜日に返信がきた。2月28日(土) あ、いや、返事があっただけでいいんだ。

>Dear relorah san,
>The plug for M3 is TRRS.
>Thank you for choosing Shanling.

>Dear relorah san,
ここすき。
>The plug for M3 is TRRS.
えっ?

TRRS(4極)なの?まさかリモコン対応してるってことはないだろう。んじゃ試しに3.5mm4極でAyaのケーブル作ってみるか。作った。雑。構わずぶっ挿す。

 

雑雑アン雑

 

試聴。あ、音違う。低域の締まりが増してる。左右片方ずつ分けて聴いてみる。クロストーク軽減されてる。本当に4極っぽいぞ。「純正ケーブルじゃないんだから音が変わって当然だろ」という突っ込みもあるかもしれません。確かにケーブルのせいも否定できませんが、ここまで全て好意的に変わることはそうないかと思われます。何よりAyaの純正ケーブルをちょん切るには勇気が…。


ってTwitterに書いたら須山社長に捕捉されて「実験用ケーブル送りますよ」というリプライをいただく(;´д`)マジデスカ。ホントスミマセン。

ちなみに先ほどのリケーブル、線材はオヤイデの「銀メッキ7/0.12(0.08SQ)撚線ジュンフロン(FEP)被覆」で、コネクタ部分は「ゼンハイザーモジュラープラグ 赤黒ペア」ってやつの尻尾部分を切断して使いました。Twitterで聞いた話によるとコネクタはあんまし品質が高くないという話なので、購入を検討される方はご注意ください。あとケーブルはタッチノイズが結構ありますね。Ayaから音を出せば気になりませんが。一応URLも貼っておきます。

 

銀メッキ7/0.12(0.08SQ)撚線ジュンフロン(FEP)被覆

ゼンハイザーモジュラープラグ 赤黒ペア


…いやでも僕やShanlingの勘違いだったりとか、プラセボの可能性もあるし、やっぱり4極かどうか目視で確認したい。というわけで、いっちょ分解してみるか。

3.5mm4極を挿した想定の写真。向かって右側のコネクタが3極分。左側のコネクタがGNDまで伸びてるので、4極にはなってます。


あ、やっぱり4極だ。(オチなし

 

 

 

FitEar / Ayaを購入しました。

1月24日。ポータブルオーディオキャラバンの懇親会に参加→ビールが美味い→FitEarの須山社長からあんなことやこんなことを伺う→ビールが美味い→ラスト5分くらいに無理をいって"FitEar/Aya"を試聴させていただく→ええやん!→翌週にはAyaが欲しくなってモヤモヤする→電波を受信→耳型採取→2月1日に耳型出荷→2月24日にAya到着。納期は3週間から1ヶ月くらいと聞いていたので、ほぼ最短で到着しました。

 

Aya 〜彩〜 - HOME

FitEar for Sound and Music - FitEar Aya

れ@(゜q゜;(@relorah)/2015年02月24日 - Twilog 開封の儀など。

 

というわけで、人生初のカスタムインイヤーモニター(CIEM)を購入しました。CIEMとはなんぞやといいますと、ライブなど自分の演奏した音が聞こえづらい環境下で、奏者が自分や周りの奏者が出した音をモニターする(IEM)ためのもので、店で売られているようなイヤーチップがついたユニバーサルタイプのイヤホンではなく、装着者の耳型を採取して作成(カスタム)された、装着性や遮音性を高めたタイプのイヤホンです。


ユニバーサルと比べると不思議な形をしていますが、耳の穴に当てて軽くひねると「つるん」と中に入っていきます。非常に遮音性が高いので、電車の中などの騒音下では非常に有用ですが、移動の際には気をつけて使用する必要があります。


以下、1週間ほど使用したレビューです。DAPはShanling/M3を使用しています。


"FitEar/Aya"は「アニソンに特化したイヤホン」という触れ込みですが、一聴して高域が非常に綺麗に出るという感想です。BA(バランスド・アーマチュア)型ドライバ特有のキラキラ感があります。これまで愛用していた"Etymotic Research/ER-4S"も綺麗な高域を出すタイプなのですが、それに負けず劣らずといったところでしょうか。しかしこれだけ高域を強く印象づけながらも刺さりは感じません。女性Vo.曲との相性の良さも感じますが、個人的にはハイハット音が好みでした。


次に驚いたのは豊かな低域。シングルBA型のER-4Sと比較すると雲泥の差があります。ポタキャラではユニバーサルタイプを聴かせていただいたのですが、その時よりも低音が出ている印象です。これはユニバーサルとカスタムの差か、それとも視聴環境の差でしょうか。質感としては締まった音というよりも、どちらかといえば膨らみを感じさせるタイプ。中域は高・低域と比較すると大人しめなので、一言で説明するとドンシャリタイプということになるでしょうか(悪い意味ではなく)。全体的にはスピード感やキレがあるというよりも、暖かさや柔らかさを感じさせる印象です。


艶っぽさ・生々しさもそこそこある感じです。分解能は高域がハッキリしていますが、中・低域はほどほどといったところ。一音一音を細かく分解するタイプではないけれど、ボワっとしてたりゴチャっとして音が団子になっているわけではありません。形状としてはCIEMですが、音として分類するとモニタタイプではなくリスニングタイプだと思います。僕はあまり聴き疲れするタイプではないですが、そういうところを気にする方には良さそうですね。


個人的には低音がもう少し締まった方が好みなので、バランス化ケーブルを作成して聴き比べてみる予定です。

 

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Bowers & Wilkins / PM1を購入しました。

これまではせいぜい評判のいいイヤホンやヘッドホンを買って聴いて楽しむぐらいでしたが、昨年あたりから急にオーディオ熱が上がりだし、PCオーディオ用にDACやヘッドフォンアンプを購入したり、fixerさん設計のバランスアンプを作成したり、しろくまさんのPhonoka+を予約購入したり、Shanling/M3やLH Labs/Geek WaveといったハイレゾDAPを購入したり、m-Stick DAPとかいうキワモノを作り出したりするなど、様々な事柄に手を出し、首を突っ込み、耳をすましてきました。

そんな中、ヘッドホンとポータブルオーディオについては、ある程度の範囲で満足のいく環境ができてきたのですが、スピーカは15年前に発売された知る人ぞ知る「OP-VH7PC」に付属していた「LS-VH7」というスピーカを使っていました。これはこれで値段よりは良いスピーカだと思うのですが、流石にそろそろお役御免にしたいなぁ、と。そんなわけで、年末あたりからスピーカに照準を絞ってリサーチと試聴を繰り返し、予算の中で自分の好みにあったスピーカを探していました。

大仰な導入部分となりましたが、結果を書くとタイトルの通りBowers & Wilkins(以下B&W)/PM1を購入しました。

PM1は2011年にB&Wの45周年記念モデルとして発売されたスピーカです。当初は価格が30万円台でしたが、生産終了となった805Sのポジションに収められ、805Sと比較されては足りない子と烙印を押され、実売価格もスルスルと20万円台まで落ちてきていました。さらに冠名となる"PM"がシリーズ化される予定でしたが、それが発売中止となったおかげでPM1は一人っ子になってしまうという、ピュアオーディオのスレでは(色んな意味で)残念な子という扱いをされている当機ですが、「実売20万円程度・ニアフィールドリスニング・中高域がよく出て艶やかさ(生々しさ)と解像度があるもの」という僕の嗜好に合うものでしたので、(今のところ)後悔はしてません。お値段は展示品でしたが5年保証がついて17.8万円でした。新品を購入してエージングで音が変わる楽しさを味わうのもいいかなと思ったのですが、どうせ開封したら中古になるんだしなーと考えた末の結論です。

ちなみに以下が他に試聴してきたスピーカの一部です。本当は色々と聴いてきたんですが、品名をメモってなかったせいでほとんど忘れてしまった…。

B&W/685S2・CM6 S2・CM8 S2
ELAC/BS 263
DALI/Rubicon2・Mentor
DYNAUDIO/Excite16・FOCUS140

B&Wは805S(中古1セット25万円前後)と805Diamond(新品1セット50万円以上)が気になっていたのですが、前者は物がなく。後者はPM1よりもランクが上なので、一度聴いてしまったら戻れなくなってしまうのだろうな、という不安から試聴していません。まぁ買い換えたくなったらPM1をオークションに流してグレードアップすりゃいいかーくらいに考えているので、そんときゃそんときです。なお10万円クラスならDALI/Mentorがすごく良かったです。誰かの参考になる気が1mmもしませんが、まぁ戯言なので。

 

とりあえずこれで僕のオーディオライフも一段落つく…はずでしたが…。

 

 

 

Shanling / M3を3ヶ月使ってみて

去年の10月22日にM3が到着してはや3ヶ月。購入当初のファームウェア0.10BETAで気になっていた点が、最新版の1.10BETA(Ver.1を超えていてβってのも気持ち悪いんですが)でどうなったのか、改めてShanling/M3のレビューをしてみます。

購入当初の動作レベルは"もっさり"よりも"重い"の方に寄ってるなーという感じで、ファームウェアのバージョンを確認すると、なんと「0.10BETA」の文字。公式HPを見るも更新データもなく「こりゃやられたな」と思っていたのですが、12月の半ばから急にFWが更新されだし、徐々にですが不満点は改善されてきています。近頃のバージョンでは僕が購入した当初とは別物と呼べるレベルにはなったのではないかと思います。


・動作速度
当初は曲送り・戻しや次曲の再生に1秒(2曲送ると2秒)くらいかかっていたのですが、FW1.03あたりでかなりサクサクになりました。ギャップレス再生とまではいきませんが、体感で0.1秒程度になっています。ファームウェアでここまで改善できるということは結構な衝撃でした。

・操作性
当初、液晶消灯時は操作できないという謎仕様でしたが、これをON/OFFする設定ができました。これは素直に良い判断だと思います。他にライブラリ更新も、手動/自動/電源断時から選択できるようになったり。まだまだ万全とはいえませんが、かゆいところにギリギリ手が触れられるくらいにはなってきています。こちらはより一層のブラッシュアップに期待したいところです。

・表示関連
flacのタグは残念ながら未対応のままです。画面にはファイル名をそのまま表示しますので、ライブラリでアーティストのディレクトリを開いた場合、複数アルバムが入り混じった状態になりますし、ファイル名に曲順を入れていた場合は、"01 *****(曲名)"というのが上からズラっと並びます。これは何とかして欲しいところ。
あとは上で曲の送りが早くなったと書きましたけど、アートワークの表示は0.10βの頃と同じタイミングなので遅れてます。若干気持ち悪さがありますね。

・その他
FWを更新すると言語設定からMy Favoriteまですべて消えてしまうので、頻繁なアップデートは有りがたくもあるのですが、手間がかかる原因でもあります。なんでこういう仕様になっているのかはちょっと理解しかねます。

 ただ現在でも10日に1度くらいのペースでファームウェアが更新されていますので、これが続くのであればより不満点も改善されていく可能性がありますし、こないだお会いしたFitear 須山社長のお話では、近々インターフェイスの刷新があるということですので、「まだしばらくM3で遊べるなー」というちょっとしたワクワクはありますね。

 

そんなんこんなで購入から紆余曲折はありましたが、音質含めて楽しめているので、僕個人としてはなかなか満足感がありますし、悪くない買い物だったなと思います。

 

 

 

m-StickをDAPにしました。

購入から少し時間があいてしまいましたが、下のエントリからの続きです。

m-Stick MS-NH1を購入しました。 - Siren.

 

Twitterでネタとしてm-Stick DAPの画像を晒したら案外反響があったので、ちゃんとした形でまとめておこうと思います。長文になりますが、宜しければお付き合いください。


先のエントリにも書きましたが、m-StickはモニタやTVのHDMI端子に挿して利用するタイプのPCです。スペックはWindowsタブレットみたいなもので、サイズはUSBメモリを1回り大きくした感じ。バッテリは内蔵しておらず、電源は別途microUSB経由でACアダプタから取るのですが、サポート外とはいえ1.5A以上の出力のあるモバイルバッテリでも動作します。つまりその気になればカバンやポケットの中でも動作するのです。
というわけで(?)、僕はこれが発表された時にポータブルオーディオに使えたら面白いなと思いました。つまりポータブルPCオーディオ。言い換えればm-StickのDAP化です。

PCオーディオ。いわゆるひとつのパソコンで音楽を聴くこと。ただ単に音楽を聴くだけなら簡単な話ですが、Windows PCで音質にこだわるには色んなことをしないといけません。詳しく書くと本題から逸れますのでここは省略しますが、foobar2000という音楽再生アプリをインストール。WASAPIの設定。USB DACを接続。音楽ファイルを内蔵ストレージかmicroSDにコピー。プレイリストを作成。それとfoobar2000のショートカットスタートアップに入れておきます。

 

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で、完成したものが上の画像です。見た目はお察しください。DAPはm-Stick自体がそれ。つまりPCがまんまDAPです。USB DACとアンプは当初AK10やGeek Outなどを検討していましたが、ぜんらさんの勧めでAudioQuestのDragonflyというUSBメモリ型のものを購入しました。アドバイス頂きまして感謝です。一番下の平べったいのが、m-Stick動作用のモバイルバッテリです。

これだけだと操作が非常に手間なので、Bluetoothリモコンもあわせて購入しました。CenturyのiRemote Shutterというものです。m-Stick DAPの利用のみに限らず便利なのでお勧めです。ネタとしてWiiリモコンをBluetooth接続して操作するというのも考えたのですが、外でWiiリモコンを取り出してポチポチ操作するという絵面を想像してみたら非常に危険でしたのでやめました。


これでm-Stickの電源を入れると自動的にfoobar2000が起動し、Bluetoothリモコンで再生ボタンを押すと曲が再生されます。スゴイ!(自画自賛)


肝心の音質ですが、Dragonflyが元気よく鳴るタイプのアンプで、非常に僕好みの音がでるようになりました。重ね重ねぜんらさんに感謝です。正直そのへんのハイレゾDAPよりいいと思います。まぁ元はPCオーディオなんで当たり前ですね。音質でポータブルオーディオには負けてられません。操作性?なんですかそれ。
あとはDACとアンプを別々にして3段構成(モバイルバッテリを入れたら4段ですね)にしてもいいですし、USB DAC自体を変えるのもいいでしょう。その辺りはPCオーディオもポータブルオーディオも変わらないので、個人の好みの話ですね。

 

さて、ここから少しややこしい話になります。ただ単に曲を再生するだけならこれでいいのですが、プレイリストを切り替えたい時が問題となります。考えた結果、スマフォでのテザリング+リモートデスクトップで解決しました。Android端末であればChromeリモートデスクトップ。iOS端末であればTeamViewerなどの無料のアプリがありますね。
はじめはm-Stick起動時はWiMAXで接続し、iPhoneの回線で接続も考えたのですが、リモートデスクトップアプリはNAT超えに制限があったりするので諦めました。常時繋ぎっぱなしにするわけではないので、パケット通信しすぎてパケ死したーってこともないと思いますが、念のため気をつけておいてください。

 

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上記画像がiPhoneからリモートデスクトップでm-Stickに接続したものです。ちなみに3G回線でもプレイリストの切り替えや再生/停止の操作くらいなら問題ありません。

気になった点としては、m-Stick設定時にスマフォのテザリングを感知して自動に接続するようにしておくのと、foobar2000を一旦強制的に落として再起動時に「次回からは自動的に通常起動する」を選択しておくこと。この2点が大事ですね。

あとはUSBケーブル。端子は充電用のmicroUSBとUSB DAC用のUSB Aタイプですが、どちらも向きがあるので、ケーブル選びは慎重にした方がよさそうです。
ちなみに動作中にバッテリ切れや電源用USBケーブルが抜けるなどでWindows8.1自体が落ち、復元云々の画面になるともう手出しできません。その場合は家に帰ってモニタに接続。USBキーボードで操作するまでスタックします。はい、致命的ですね。

 

そういう部分に目を瞑れる方のみ作ってみてください。僕は結構貴重な体験をできたと思うので、まぁこれはこれでよかったと思います。いや、ホントですよ?

最後にざっとかかった費用をまとめてみます。

・マウスコンピューター/m-Stick MS-NH1 19,800円
・AudioQuest/Dragonfly Ver.1.2 14,980円
・Century/iRemote Shutter CIA-BTMR-BK 2,782円
・東芝/microSDXC 64GB SD-C064GR7AR30 3,840円
・SONY/USBポータブル電源 5000mA CP-F5B 2,375円
・URBAN UTILITY/USB micro-Bケーブル L型 10cm 800円

総額 44,577円。

…普通に中華のハイレゾDAPが買えますね。というか、M3/Shanlingと大差ない値段だコレ。ま、まぁm-Stickはどっかで使えるからへーきへーき。


 

 

 

Shanling / M3 ファームウェア更新 (1.03→1.07)

みなさんあけましておめでとうございます。今年こそはがんばります。

去年の12月31日にM3のファームウェア更新がきていたようです。FitEarの須山社長のつぶやきで知りました。せっかくなので、フジヤエービックの福袋をF5しながら人柱気分で更新してみました。

 

前回通り、Shanling M3公式からbaiduストレージへ。そこから"M3 FW 1.07.rar"を解凍。4つほどファイルがでてきますが、"m3.fw"をM3の外部ストレージに入れ、設定からシステムのアップデートで更新可能です。FW更新自体は1~2分もあれば終わります。詳細方法は下記エントリをご参照ください。

M3/Shanling ファームウェア更新 (0.10→1.03) - Siren.

では先のエントリと同じく、更新内容のワードファイルをGoogle翻訳にコピペして翻訳後、変更点をまとめていきます。これも最新版の.dacファイルを添付するだけではなく、更新の履歴を追えるようになるとよさそうですね。

1.起動および終了、曲送り/戻り挙動の改善。
→起動や終了はさほど変わらない気もしますが、曲送り/戻りは相当サクサクになりました。正直驚きの速さです。ギャップレスとまではいかないけど、曲が繋がるタイプの音源を聴いてもさほど違和感はないですね。体感ですが、今まで次の曲の再生に1秒ほどかかってたのが0.1~2秒くらいになってます。次曲に送ったさい、逆にアートワークの表示が遅く感じるくらい(こっちは再生1秒くらい表示されないまま)。
あとは電源onが電源ボタンのクリックに反応しなくなりました。1秒くらいの長押ししないと反応しません。これまでは鞄やポケットに入れている際に誤反応するが怖かったので、いい対応だと思います。

2.MicroSDXC 128GBまでサポート。
→128GBは持ってないのでわかりません。

3.MicroSDXCはEXFATをサポート。
→EXFAT対応につき、SDXCを無理やりFAT32でフォーマットするという手間がかからなくなりました。ただ「(FWアップデート以外は)フォーマットせずに使用できる」とのことなので、逆にFWアップデート時ではどのような挙動をするか少し不安です(未確認)。

4.再生中に追加のファイル選択を増やし、曲は位置決め機能を果たしている。
→よくわかりませんが、曲のキャッシュを増やしたということかな。

5.「メディアライブラリ」から「トラック」、ロジックより明確の家。
→不明。ライブラリの種類がかわったのでしょうか。僕はいつもディレクトリから選曲しているのでわかりません(ライブラリはアーティスト→アルバム→曲のような選択ができないため)。

またライブラリは数字→アルファベット→日本語の順でソートされるので、曲名の前にトラックナンバーがついている状態で全曲表示にするとえらいことになります。ファイル名のままではなく、flacのタグを読み込めるようになればだいぶ見た目や操作性も良くなるとは思いますが、まぁ対応まちですね。

6.その他デバッグ
→10分ほど使ってみましたが、それほど違和感はないです。その他の部分でも挙動が改善された気もしますが、気のせいかもしれません。あとは文字のスクロールが左右に行ったり来たりするタイプから、右から左に流れていきループするタイプになっていました。気づいたのが今日なだけで、1.03Betaからそうだったかもしれませんが。

 

今回のファームウェアアップデートで挙動はかなり快適になったと思います。ただ個人的に期待していたUIの刷新はなく、わかりづらい仕様のままでしたので、今後それがどう改修されていくか期待したいところです。

 

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ついにBetaが外れました。

 

 

 

Shanling / M3 ファームウェア更新 (0.10→1.03)

久々にShanlingの公式をみてみたところ、2014年12月12日にM3のファームウェアが更新されていました。1.03Betaということで当初入っていた0.10Betaからは大幅なジャンプアップ。そしてまだ外れないβ。いやまぁFW更新自体は有難いことなんですけど。感謝せねば。

というわけで、下記URL(Shanling)の下の方に"M3升级文件与升级说明(1.03版,2014年12月12日更新)"という記載があります。そこからファームウェアをダウンロード可能です。

http://www.shanling.com/cn/product-detail-165.html


なぜかリンクが貼られていないので、URLをコピー&ペースト。baiduのオンラインストレージに繋がりますので(様々な感情はおいておくとして)、そこからダウンロードします。見た目はGoogleDriveと同じような感じなので、おおよその方は一見して使い方はわかるかと思います。画面上部の"下载(22.2M)"をクリックして"M3固件1.03.rar"をダウンロードして解凍。M3をUSB接続し、解凍してでてきた"M3.fw"ファイルをMicroSDに保存(内蔵ストレージからでは実行できません)してM3を起動。"設定"から"システムのアップデート"で更新可能です。ちなみにアップデート後は設定項目がすべて初期化されますのでご注意ください。内部データはそのままで大丈夫でしたが、念のためバックアップをとるか、普段使うMicroSDとは違うものを使った方がいいかもしれません。

 

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あと同梱されていた"M3固件更新.doc"に更新内容が記載されていたので、Google翻訳にぶっこんで適当に意訳してみました。あってるかは知らん。(暴言

1.ロック画面中でも操作可能に。
→これは便利。というかようやく普通のDAPの操作性に近づいた。

2.自動シャットダウン機能追加。
→んー。まぁあればあるで便利かも?くらいかな。

3.DAP上で曲の削除が可能に。
→曲選択画面で左長押しで削除・Favoriteのon/offが選択可能。なお削除できるのはファイル1つずつのみで、フォルダは削除できない模様。

4.cueファイルに対応。
→1つのファイルとして扱われるので、曲送り/戻りで次曲頭出しなどは不可。逆にギャップレス再生もどきみたいなことができるので、ノンストップものを聞くにはいいかも。

5.音量調整の後は左クリック以外でも戻れるように
→欲を言えば他のキーで操作画面に戻るのではなく、そのまま操作させてほしいところ。

6.デフォルトのゲインを上げた(?)。
→不明。

7.ライブラリ更新を自動・電源断時・手動で選択可能に。
→元々は手動更新しかなく更新時は音楽再生不可だったので、これはいいと思います。

8.予約状況バーアイコンから睡眠を増やす(Google翻訳)。
→謎。次の曲をキャッシュするようにしたってことかな?

箇条書きされた項目とは別に「歌詞とアートワーク表示に対応しています」とありましたが、いつから対応していたかは不明です。


操作性はだいぶ改善されたと思うけど、まだ動作はもっさり。個人的には、液晶点灯中に一時停止するためにスリープさせるか、メイン画面にいくかをしないとダメなのはちょっと引っかかるかな。ただだいぶ良くなってきたというか、なんとかなりそうかな、という感じはしてきました。

次回アップデートではUIを刷新するということなので、わかりづらく使いづらいUIの改善は期待したいところです。

 

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ちなみに謎日本語は逆にグレードあがってました。重力語みたいでいいね。

 

 

 

m-Stick MS-NH1を購入しました。

マウスコンピューターのm-Stick MS-NH1を購入しました。当製品は12月5日の発売でしたのでちょっと今更感がありますが、2日ほど使ってみた感想を書いてみます。

・概要

スティック型PC 「m-Stickシリーズ MS-NH1」|BTOパソコンのマウスコンピューター

USBメモリ大サイズのスティック型PCで、100*38*9.8mm(HDMI端子部分除く)という小型な筐体にPCがまるごと入っています。本体からHDMI端子がにょきっと生えてきており、HDMI入力のあるモニタに挿してやるとそのままPCとして使用できるという面白い作りになっています。

 

iPhone5s・2.5インチHDDとのサイズ比較


・仕様

「MS-NH1」 仕様詳細|マウスコンピューター BTOパソコンの通販ショップ
上記URLを見ていただくとわかると思いますが、仕様的には現行のWindowsタブレットから液晶画面とバッテリをなくして、かわりにHDMI出力端子をつけたという感じでしょうか。ブラウジングや文書作成、非HDの動画再生くらいなら難なくこなせそうなスペックです。ただそれ以上のことを求めると、マシンパワー不足に泣かされそうです。

・出力
一般的にはTVやモニタのHDMI端子にそのまま挿すのが無難でしょうか。HDMI入力のプロジェクタでも動作するという触れ込みですので、HDMI端子があるものでしたらほとんどのもので動作するのではないでしょうか。ちなみにHDMI端子のないモニタでもHDMI to DVI変換アダプタで問題なく動作しました(その場合、音声出力はUSB DACやUSBアンプなどが別途必要になります)。
ネタとしてはHDMIキャプチャにそのまま挿したり、ダウンスキャンコンバータ→USBキャプチャ→キャプチャアプリで擬似PinPみたいなこともできるかと思われます。

・電源
ACアダプタとそれを接続するMicroUSBケーブルが同梱されていますが、2A出力のモバイルバッテリで動作することを確認しました。1A出力のものでは数秒で電源が落ち、次回起動時に「起動に失敗しました」とエラーがでます。m-Stickに致命的なダメージを与える可能性もありますのでご注意下さい。また、モニタのUSBダウンストリートポートからの給電で起動できたという話もあります。
なおACアダプタ以外での使用は動作保証外になりますので、自己責任でお願いします。

・使用感
PCとしての動作は、体感としてWindowsタブレットとほぼ変わらないか、若干動作が遅いかなという感じですが、長時間のHD動画再生などで負荷をかけてやると、CPUがクロックを下げて動作するように設定されているようです。

先にもあげましたが、文書作成やブラウジングなどはストレスなく利用出来るかと思いますが、ブラウザでもタブを複数個同時に開いたり、HD動画のストリーミングを再生するなどすると、多少動作がモタついたりする感じはあります。

なおゲームはほとんどできないと思ってください。比較的動作が軽いドラクエ10のベンチマークでも、最低解像度で「重い」と診断されます。


・雑感

フルサイズのUSBが1基があるので、ハブをかましてマウスやキーボードを繋ぐのもいいですが、せっかくの超小型PCですのでBluetoothのマウス・キーボードを接続するのがスマートではないでしょうか。ただ初回起動時はUSB接続のマウスまたはキーボードが必須になりますのでご注意ください。

ファンレスのため、静音性は非常に優れている(というか無音)のですが、排熱がネックとなり、アイドル状態でも長時間駆動させていると本体はそこそこ発熱します。持てないというほどではありませんが、温かいと体感できるくらいにはなります。負荷をかけ続けると本体が55℃近くになるという報告もあり、夏場の使用は若干不安があります。

内蔵ストレージが32GB(OS部分を除くと約25GBの空き容量)+MicroSDXCとなるので、外出先で使う場合はOneDrive・GoogleDrive・Dropboxといったオンラインストレージとの連携は必要になるでしょう。


・総括
このサイズで普通に使えるPCを出してきたということは素直に評価したいと思います。ただ負荷がかかると発熱と処理が厳しくなるので、メインマシンから置き換えるといったことは無理でしょう。エンドユーザとしての使い道は、ある程度PCに詳しい人がサブマシンとして持つぐらいの製品かなと思います。

あとはプレゼン時にプロジェクタへ挿してやるとか、ディスプレイ装飾(電飾看板のかわりなど)にも使えそうですね。

僕としてはサブマシンというよりもっと別のことに使おうと考えていたので、これはこれで十分なものであるなとは思います。「別のこと」については、次のエントリにでも書ければいいなと思います。


 

 

 

ダビスタGOLDに物申す

十年来の友人であるKOZ氏から、誕生日プレゼントとして3DS用ソフト ダービースタリオンGOLD(以下ダビスタGOLD)を頂戴しました。まずはお礼申し上げます。氏には「いらなかったら未開封で売ってもいいよ」と言われましたが、流石にそれは人道に反すると思いましたので、New3DSを購入してプレイしてみることにしました。

ダビスタDS以来6年ぶりの新作となったダビスタGOLDは、発売2週間で既に世間一般からクソゲーの烙印を押されておりますが、僕は幼き頃から「ネタに対して、真面目にネタで返事せねばならぬ」と教育されてきましたので、如何にダビスタGOLDがクソゲーかということを、二十年来のダビスターであり、BC馬生産者であり、ダビスタ04公式大会優勝者である僕の視点から真面目に書き連ねてみようかと思います(肩書きが既にネタという批判は受け付けません)。

ちなみに僕はダビスタに求めるものは、3Dでも美麗なグラフィックでもタッチ操作でも騎手やライバルの実名化でもなく、サクサクな操作性と快適なUIだとずっと思っていたのですが、本当に悪い意味で期待を裏切られました。ダビスタGOLDの不満点については、同じく十年来の友人であるいけぽん氏も書かれていますので、宜しければ合わせてそちらもご覧ください。

ここがヘンだよダビスタGold:いけぽんのブロマガ - ブロマガ


・グラフィック
04版はPlayStation初期に発売されたソフトのようなグラフィックでしたが、GOLDになってPSの中期~末期のレベルにはなったんじゃないでしょうか。10年前の04とは違う形で進化したとは思います。元々どんなグラフィックが来ても驚かないつもりでしたし、素人目にも多少破綻している程度だと思いますので、まぁこんなもんじゃないでしょうか。全然平気ですよ。良いとは言えませんが。

・操作性について
ひたすら劣化していました。FCやSFC時代のキビキビとした動きや、PS時代の利便性を全て捨て去ってしまっていて、いけぽん氏の「過去作品のソースコードを紛失したんじゃないの?」という発言に同意するレベルでした。非常にガッカリです。いや、ハナから期待はしてなかったのでガッカリという表現は不適切ですね。非常に不快です。
コントローラ操作に関しては、昔から当たり前にできたことができなくなっています。特に気になったのはLRボタンについて。勝負服を設定する時のタブ切り替えや、種牡馬リストのページ単位でのジャンプは不可。お陰で動作が重い種牡馬リストの、見たくもないページを1頭ずつペラペラと捲らされることによりストレスが溜まります。しかしセリ市ではLRボタンが使えたりと、操作に一貫性がなくて気持ち悪さも残ります。幼駒の名付けの際にスタートボタンでENDにカーソルが飛ばないのも、今後同じ作業をしていくのかと考えると地味にストレスが溜まります。数え上げたらキリがありませんが、「これ本当にテストプレイしたの?」と疑問に思うレベルでした。

・UIについて
牧場を開設します→場所を選んでください→関東/関西→???
とまぁ、ギャグはおいといて(ギャグですよね?)、牧場と厩舎が一体化したのはリアリティのなさと操作性のトレードオフで、結果的に操作性を取ったと僕は判断したのですが、その割には操作時は"上画面:3D牧場 下画面:2D牧場"ってなんでどっちも牧場のグラフィックなんでしょうか。せめて下画面は所有馬リストとか、行動できることを表示/選択させるものでは?なんでわざわざ野暮ったくてわかりづらい作りにしたのか理解できません。3DSの2画面の利点を全く生かせてませんね。そして牧場風景の描写にこだわるわりには、その画面から"資金"といった最も必要で重要な情報が読み取れないのはどういうことなんでしょうか。
所有馬リストについては、牧場画面に戻ることなく繁殖牝馬・幼駒・入厩馬を切り替えできるのは唯一便利だと思ったところなのですが、1頭でも馬がいるとその都度で上画面の3D描写に時間がかかるため、一瞬操作を受け付けなくなります。更に繁殖牝馬・入厩馬の状態は、その馬を選択して画面を開かないと何もわかりません(繁殖牝馬の空胎/受胎・種付けはしたかどうか。入厩馬の調教が行われたのか・レースに出るのか)。じゃあおまかせ厩舎に預託した馬の調教はどのような内容で行われているのかと"調教"コマンドを選択していみると、「調教はちゃんとやってますのでご心配なく」…煽りかな?それとも馬主経験値が足りないのかな?(ウイニイングポスト並の感想)
とまぁこんな感じで、UIでも過去にできていたことができていません。解像度や画面サイズの制約は当然あるにせよ、素人の僕ですら工夫すべき場所や方法を何箇所も指摘できる時点で相当ひどい。誰か止めてくれる人はいなかったのかなぁと悲しくなってきます。

・レースルーチン
ダビスタのキモであるレースルーチン。昨今は不具合も重なり、極端な仕様になっていることが多かったように思いますが、今作もかなり極端な仕様でした。前に行く逃げ・先行はほとんど勝負にならず、差しはそこそこ。追い込みがかなり強いです。というか追い込み一択です。ただし騎手ランクと関係なく後ろから馬群に突っ込み→立ち上がり→追い出し→立ち上がりを繰り返すさまは04時代となんら変わらず、懐かしさすら感じました。
後ろから行く作戦が強すぎるため、逃げ・先行の人気ライバル馬がよく飛ぶように感じます。脚質による能力補正が大きいのか、スピードがなくても追い込みがよく決まります。さらに内枠有利なので内枠を引けば追い込みでも逃げ・先行の位置取りをした上で、直線ぶっ飛んでいったりすることも多く、正直バランスが良いとは言えません。もちろん馬群に包まれて直線で前の馬の尻に追突し続けることも多々ありますが。

・ブリーダーズカップ(BC)
「BC?ありません。はい、終了」で終わらせるつもりでしたが、実は"インターレース"というTVCMで「ネット対戦」と謳われているものが存在します。前作のダビスタDSから採用されたものですが、厩舎にいる自分の育成馬をインターレースに登録すると、ネット上で他にインターレースに登録された馬達と対戦するできるということですが、一度インターレースに登録すると二度と戻ってこれない仕様で、登録解除して通常のレースに出走するのは不可です。
もし今まで通りBCがあれば、最強馬できた!→BCに登録→パスワードを取る→インターネット上で他の人が開催するBCに参加する→レース観戦(と平行して通常のレース出走・引退ができました)といったことや、他者のBC馬パスを自分のROMに入力して、自分でBCを開催するということがプレイヤそれぞれでできるようになっており、ネット界隈でもBCが非常に盛り上がった時期があったのですが、今作は上にあるようにBCが存在していません。なぜかはわかりませんが、ダビスタ製作者の薗部氏はBCがお嫌いな様子。過去に何かあったんでしょうかねぇ。

・仕様/バグ/その他気になった点
おまかせ厩舎の名前が、調教師をもじったものから適当なものに。
騎手が実名に。しかし説明文や騎手ランクなどは存在しない(得意脚質も不明)。
2才の能力コメントがランダム(BCを潰したのならこれは何とかして欲しかった)。
放牧がない。故障してもそのまま。一度入厩したら引退するまで牧場に戻れない。
そこそこの頻度でフリーズする。なおオートセーブはありません。

・ダビスタOLD
初回特典で、システムはGOLDだけどデータがダビスタ2になった"ダビスタOLD"というゲームのDLコードが付属しています。仕様や不具合はGOLDと同じでお世辞にもゲームとして面白いとは言えませんが、無料のおまけとしてはなかなかのものでしたので、GOLDの買取価格が崩れる前に、初回版を購入→OLDをDL→GOLDを中古屋に売る→GOLDが必要なら値崩れ後に買い戻しといった作戦が取れるのではないでしょうか。
個人的には種牡馬・繁殖牝馬・ライバルが20年前のデータになって、おまかせ厩舎の名前が元に戻り、騎手が偽名+紹介文復活ということで、GOLDよりもこっちの方が(まだ)楽しめそうだと判断しました。

と、まぁだいたいこんな感じです。他に気になったところは一杯ありますがキリがありません。正直定価の5,800円を出して買うゲームではないですし、フルプライスで売ったらダメなゲームだなと思いました。思い出補正が入ってもGOLD+OLDで2,980円くらいが妥当ではないでしょうか。角川が初回版をどれくらい出してるかは知りませんが、来月・再来月ぐらいにはそれあたりの値段に落ち着いているのではないでしょうか。

それでは最後に2014年12月16日12:00現在のAmazonのカスタマーレビューをご覧いただいてお別れいたしましょう。

113件のカスタマーレビュー
星5つ: (7)
星4つ: (10)
星3つ: (6)
星2つ: (21)
星1つ: (69)

あ、ちなみにダビスタGOLDは開封して2日後に売却しました。そのお金+5,000円くらいでKOZ氏に誕生日プレゼントを買おうと思います。